月とタバコ

本の感想とかもろもろ

1冊目 よるくま

本の感想を備忘録的に綴ろうと思ったけど、今心身ともに疲れているためか、活字らしい活字の本を読めないでいる。そんな時に私は絵本を読む。

 

今日読んだ絵本は酒井駒子さんが書いた「よるくま」という本。

 

寝る前の「ぼく」が昨晩「よるくま」という小さなくまと出会い、よるくまのママを一緒に探しに行ったというお話。よるくまは寝て起きたらママがいなくて途方にくれていて、「ぼく」に助けを求めたという。話として、ママはお仕事をしてて、「よるくま」の傍から離れてしまっていたというお話なのだけど、それがとても寂しさを感じる。「よるくま」の寂しさは「ぼく」が本当は感じている寂しさで、「ぼく」に対するママへの寂しさなのかと思った。仕事をしているママを見つける。それは「ぼく」自身が、ママがお仕事をして家計を支えてくれていることへの理解だと思った。寂しいけれど、ママの頑張りが無ければ、今の自分がいない。それを夢に出てきた「よるくま」が代弁しているように思えて切なくなった。

 

絵がきれいで、背景が暖色の単色で塗られている部分とかとても好きだ。一方、よるくまが泣きだして暗黒世界に染まる部分は、不気味さすら感じる。でも絵だけ見ていてもきれいで癒される。

 

文章は少なく優しい文体だから、2歳くらいからでももしかしたら馴染めるのかもしれない。すくなくとも私は大人だけれど心が温まった作品。

 

よるくま

よるくま