月とタバコ

本の感想とかもろもろ

3冊目 くろいとんかち

山崎英介作「くろいとんかち」という絵本を読みました。

 

おばあちゃんのおうちに来て、留守番を頼まれた「ようた」君が、物置小屋で「くろいとんかち(呪い)」を見つけ、試しに色々叩いてみたら、みんな真っ黒になってしまい、しまいに自分も叩いてしまって真っ黒になってしまう。というお話。黒くなったものをもう一度叩けば、元の色に戻ります。

 

まずこの絵本の絵のタッチと、色彩に正直驚きました。絵の表紙がムンク「叫び」に見えるのは、私だけでしょうか。また、あらゆるものが歪んで見えるような書き方をされているのも何かの意図なのか。それとも自分の目が歪んでいるのか・・・試されている気分でした。

 

結局、おばあちゃんが「ようた、ちゃんとお留守番できて、偉いね~」で話は終わるんですが、話の意図がよめないところがますます怖い。おばあちゃんは本当は全部知っていて、このとんかちを使って、すべてを闇に変えようとしているのかもとか思うとぞっとする。

 

変な想像を掻き立てられた本でした。

 

くろい とんかち

くろい とんかち