月とタバコ

本の感想とかもろもろ

4冊目 暗いところで待ち合わせ

久しぶりに小説を読みました。乙一の「暗いところで待ち合わせ」です。

 

乙一の小説は実はこれが初乙一作品。昔友人に乙一作品を薦めてもらったことがあったが、「グロイ」「怖い」というフレーズで軒並み薦められた経緯があって、左記のようなフレーズ物が苦手な私としては、避けて通ざるを得ない作家さんとなっていました。しかし、図書館でパッとこの本と私の視線が合い、怖いもの見たさで気になっていたのも事実だったので、意を決して読みまして、読み終えました。てか、表紙も怖いわ!

 

結果、読めて良かったのと、全然友人が話してくれたワード感がなくて、ある意味「おい!どういうことだ!」という気はしましたが、それでも読めて良かった。

 

内容は、「警察に追われている男性が、視覚障害者である女性宅に不法侵入して過ごす」というステルスミステリです(こんな言葉はないと思いますが)。読みながら、隠れてミッションをこなしていくあの名作ゲーム「メタルギア・ソリッド」を思い起こしながら、今後の展開を想像しながら読んでいました。

 

障害をもつ女性の感じる日々の生活や不安と、それを片隅で身動き一つせず体育座りで見続ける男性のそれぞれの視点で物語は進んでいきます。不思議と男性側の視点で、一緒に女性を見守っている感覚になって、食器を落とすシーンとか、椅子から転げ落ちるシーンとか、ひやひやして読んでいました。

 

半ばくらいで、物語のオチには気が付くかもしれないですが、それでもラストほっこりできて、とてもよかったです。

 

 

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)