月とタバコ

本の感想とかもろもろ

6冊目 質問絵本

五味太郎の「質問絵本」を家族で読みました。五味太郎と言えば「きんぎょがにげた」でお馴染みですが、私はこの「きんぎょがにげた」をいつも「にんぎょがにげた」と言ってしまう。そんなお茶目な私をどうか許してほしい。

 

もう、普通に面白い絵本なんですが、タイトルの通り、読者に対して15個の質問が用意されています。例えば、

・ここにいる14人の女の子の中で、一番早く結婚しそうな子はだれ?

・ここにいる14人の男の子の中で、一番出世しそうな男の子はだれ?

・生徒に一番人気がありそうな先生は、この中のだれ?

・お腹ペコペコの犬は、どこのおうちに行けばご飯をもらえるだろうか?

etc・・・

といった質問が用意されていて、普通に面白い。

 

大事なのはここからで、それぞれ選んでその理由をしっかり周りに伝える作業が大事であること。この理由がくせもので、いかに自分たちが根拠なくフィーリングで選んでいるか分かる。先の質問で「結婚しそうな女の子」でも「かわいいから」とかしか出てこない自分がいて、少し不甲斐なく感じた。根拠としては薄弱だろう。でも、ここで大事なのは、特にお子さんと読む場合は、子供が述べた理由に対してケチをつけないこと。それについて「なるほど。そう思ったのか」といってあげることが大事だと思ったこと。

 

理由に正解はないはずなのに、大人の今までの経験則から「これはOKで、これはあり得ない」という結論を出してしまうと、子供が委縮して発言や「大人にとっての正しい答え」を出そうとすると、やっていて感じたところ。

 

みんなあやふやな答えで、「ん?」と思うこともあるけれどみんなこんな風に思っていて、異なる意見が出ることの楽しさを感じられるといいと思いました。素敵な絵本でした。

 

 

質問絵本 (GOMI TARO WORK SHOP)

質問絵本 (GOMI TARO WORK SHOP)